第39回 松本県ヶ丘高等学校東京同窓会
2006年6月10日(土)アルカディア市ヶ谷

 梅雨入り後最初の土曜日、天気は上々。市ヶ谷駅からほど近いアルカアディア市ヶ谷(私学会館)には、昼過ぎから縣陵東京同窓会会員のみなさんが次々に来場。実行委員会、28回卒のみなさんの結束と東奔西走のおかげで出席予定数はなんと250名超! 会場のセッティングに頭を悩ませるといううれしい悲鳴もきこえるほど。4月に松本で行われた「愛のリレー」事業を大成功させた28期のみなさんもかけつけ、トレードマークのそろいのはっぴも誇らしく、会場をゆきかっていました。

<総会>
物故者への黙とうのあと、小林 全東京同窓会会長(高4)のあいさつのあと議事に入り、議長団、書記の選出、会務、会計、監査などの報告があり、満場の拍手をもって承認されました。続いて役員の選出をし、総会は終了しました。

<懇親会>
今回はあの日本アカデミー賞を総なめにした映画「ALWAYS3丁目の夕日」の山崎貴監督をお招きし、監督をかこんでのトークショーなどがハイライト。すばらしい作品についてのお話をうかがい、質問などにも答えていただくという企画です。
トークショーでは、ロケ地を探して日本中まわったがみつからずセットを組んだこと、監督の世代にとってのマドンナともいうべき、女優の薬師丸ひろ子さんへのあこがれ、いっしょに仕事ができたことに感激したことなど、興味深いお話が続きました。タイムスリップ、タイムトラベルをテーマにしてきた監督が、「映画館全体をタイムスリップさせてしまおう!」という思いで作ったというこの作品ですが、ビジネスの面では、製作などに14億円かかったこと、興行収入が3倍はないとペイしにくいことなど、一見はなやかな世界も現実はなかなか厳しい世界であることも紹介されました。今後の作品作りへの意欲としては、これまでの作品同様、タイムトラベルを基調に、松本城などをイメージして合戦ものなどやれたら・・という夢を語られました。発売されたばかりの「ALWAYS3丁目の夕日」のDVD抽選会もおおいに盛り上がりました。

スクリーンには4月の愛のリレーの模様が上映され、字幕付きの見やすい画面に応援風景、バンド演奏が展開。野球で県ベストエイトまでいった年だったということで、「それで応援練習に特別な思入れがあるんだね」と、年輩のみなさんも納得していました。

さあ最後のクライマックスはもちろん、これ。信州人なら、縣陵生なら、これがなくてはすまされぬ「信濃の国」「覇権の剣」の斉唱。応援団を先頭に28期のみなさんが壇上に上がる中、山崎監督もはっぴをまとって飛び入り参加。「フレフレ縣陵」が響きわたり、会は最高潮!この勢いを来年につなげようと、実行委員会のたすきが29期のみなさんに引き渡され、空前の盛り上がりの中、会は閉幕しました。