第41回 松本県ヶ丘高等学校東京同窓会
2008年6月14日(土) アルカディア市ヶ谷(私学会館)3階 富士の間

受け付けから会場まで、窓に緑が一面に拡がる明るい通路ではあちこちで同期の仲間との再会を喜ぶ姿が見られました。実行委員の30回卒のみなさんは松本からの特別参加35名を加え総勢70名。その熱意と行動力に、並みいる先輩諸氏もたじたじといったおももちでした。
ここ数年の傾向として、若い世代の会員の参加が増えている事も勇気付けられるところです。なかには親子で参加、さらに現在県陵在学中のお子さまも、という県陵一家のかたもいらっしゃいました。

受け付けで渡されたフルカラー16ページの豪華なパンフレットは、30回卒のみんさんの県陵での生活、年表などが詳しく紹介され、その時代背景などが年代のちがうひとでも良く分かるように構成されていました。県陵生ゆかりのお食事処マップなどの記事、先生方の思い出など、楽しい読み物も多く、これまでにない企画に感銘を受けました。
総会
定例の総会では例年通り議長団選出からはじまり、昨年の活動報告、会計報告、監査報告などの議事が粛々と進められました。県陵レディスの久保田代表からは、東京同窓会よりの支援を受けその活動をさらに発展させる力強いお話がありました。女性会員が飛躍的に増えている今日、レディスの役割もさらに大きくなるように感じられました。
懇親会
オープニングは、松本「愛のリレー」でもバイオリンの美しい音色と、ピアノとの絶妙なコンビネーションで楽しませていただいた海保あけみさん(バイオリン)、中條久美子さん(ピアノ)の奏でる、ビバルディ「四季」より「春」、モンティ「チャールダーシュ」にあわせ、「桜の画家」として知られる百瀬大虚さんの絵画がスクリーンに映し出されました。
30回卒の恩師、猪瀬紀元先生の御発声で乾杯。しばしの歓談タイムでは同期、部の先輩、後輩など、思い出話など、楽しげな笑い声に包まれました。

サッカーの好カード観戦券をはじめ豪華なプレゼントがてんこ盛りの抽選会で盛り上がった後は、県陵生ならだれもが体験したあの苦行?応援練習の再現!「けんりょ~~~~」「声がちいさ~い!」・・。30回卒のみなさんのタイムスリップ応援練習に会場も爆笑。

応援歌「信濃健児」を大声をはりあげ、ともに歌いすでに汗ばむほどの熱気! お次は、荒々しい応援練習とは打って変わって、かわいいおもちゃの楽器を手に手に、この日のために結成された「小羊合奏団」が登場。ダブル宮澤さんのピアノ連弾と海保さんのバックアップで、「おもちゃのシンフォニー」を演奏しました。オン年50才の面々が真剣なおももちでプラスチックのラッパをかかげ、水笛を吹き、鈴を鳴らしての熱演はたいへん息のあったすばらしいものでした。
全国高校サッカーベスト8の伝説
30回卒のみなさんの誇り、全国高校サッカーベスト8進出の試合のビデオ上映は、今回の最大の目玉。国立競技場にわが県陵チームがプラカードを先頭に行進するシーンでは拍手が沸き起こりました。その後も県陵がアップになるたびに大拍手!試合の結果はわかっていても、ボールの行方に一喜一憂。おしいシュートにはまるで実況を見るかのようなため息さえ漏れていました。そして終了3分前。歴史に残る決勝ゴールに大歓声があがりました。ゴールを決めたヒーロー小野さんも壇上にあがり、県陵サッカーの今後に熱い期待を込めてエールを送っていました。ビデオ発見から奇跡的にこれを再生するまで、ソニー、日本テレビ、Jリーグをも巻き込んでのストーリーもまさに 一巻のドラマといえるものでした。
友との再会、盛り沢山の出し物、時のたつのも忘れて語った懇親会もフィナーレを迎えます。信濃の国、覇権の剣を斉唱し、気分は最高潮。来年の担当、31回卒のみなさんにたすきがリレーされ、総会・懇親会のますますの発展を祈りつつ、終了しました。