第85回開校記念式典
卒業30周年記念事業「母校愛のリレー」「生きるということ」


2008年4月19日(土)式典:母校体育館 高校第30回卒業 美園会 主催

記念品贈呈では図書関連などのほかに、体育館用のグランドピアノを贈呈。美園会を中心に寄付、他方面からのあたたかい援助によって実現しました。実行委員長のあいさつのあとは贈呈されたグランドピアノのおひろめ。30回のみなさん手作りのパネルがしずしずと開かれ、田中ひかるさんの演奏する「明日にかける橋」とともにその姿をあらわしました。

ヴァイオリンとピアノの演奏
part1「春の息吹を感じて」
海保あけみさん(ヴァイオリン)、中條久美子さん(ピアノ)の演奏が始まりました。
まずヴァイオリンをフィーチャーしビバルディの「四季」から「春」、ベートーベンの「スプリングソナタ」。どちらもクラシックのなかではとてもなじみが深く、春らしさが感じられる曲です。ヴァイオリンの音色はときには人の声のようでもあり、大きな音で鳴っているはずなのに囁くように聞こえることもありました。つづいてピアノ独奏ではこれまた有名なショパン「子犬のワルツ」が演奏されました。
最後には緩急の変化が楽しいモンティ「チャールダッシュ」。海保さん、中村のすばらしい音色、技巧に酔ったひとときでした。

part2「一気にタイムスリップ!30年前はこんな曲がはやっていました。映像とともに振りかえる13曲」
30回のみなさんの青春が凝縮されている珠玉の流行歌を披露。ステージ左右には当時のみなさんの映像が映し出されます。県陵祭、仮装行列、部活、生徒会、卒業・・。なつかしい曲と映像に、30回のみなさんはうるうる。「いや、校歌歌った時点ですでにうるうるだった」など、うるうる自慢もでていました。
曲目:翼をください 木綿のハンカチーフ およげ!たいやきくん 春一番 UFO  いちご白書をもう一度 この広い野原いっぱい シクラメンのかほり イエスタデイ・ワンスモア 青春時代 いとしのエリー イエスタデイ 時代

記念講演
「生命(いのち)」 講師:中村千勢子
中村さん略歴
信州大学医療技術短大看護学科(現信州大学医学部保健学科看護学専攻)卒業
国家試験合格後、信州大学付属病院勤務
その後老人ホームを経て、平成8年元まつもと医療センター中心松本病院勤務
以来10年以上にわたり重症心身障害者病棟で看護・教育にたずさわっている。
中村さんが登壇すると、その元気な声に在校生も目を丸くしていました。「みなさんが眠くならないように」と、いっしょにトライする実験などもおりまぜ、テキパキとお話はすすみました。
内容は脳の活性化といった医学、生理学的な話題から「いのち」の尊さについての話にうつり、生きたくても生きられないひとがいる一方で、可能性をもちながらみずからいのちを断つ若者の多いことを嘆き、いのち、生きることの大切さ、すばらしさをもう一度考えてみようという熱い思いが伝わり、心打たれるものでした。

合唱「花の名」映画「Always 続・3丁目の夕日」主題歌
洞沢佳久さん(小学校の教頭先生・バンドもやっている)のソロではじまった歌声、次第に増える30回のみなさんの声。スクリーンには30回卒のみなさんの名が流れ、この日のためにいっしょになって奮闘して来たみなさんの気持ちがひとつになった瞬間でした。

懇親会
全国ベスト8!高校サッカーでの快挙を記録した映像がよみがえりました。ことの顛末をもとイレブン宮澤一洋さんが紹介。決勝ゴールを決めた瞬間の映像が流れると、会場は大きなどよめきに包まれました。何度見てもすごいシュート!対戦相手だった崇徳高校との30年後の再戦の計画が進められているそうです。実現のため、カンパの呼び掛けもおこなわれました。
















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